四万十市西土佐総合支所産業建設課
2022.11.04
こんにちは。
四万十市西土佐総合支所産業建設課の谷崎です。
11月になり今年も残すところあと2ヶ月を切りました。
日中は涼しく過ごしやすい季節になり、朝や夕方はだいぶ冷え込むようになってきました。私もついに、冬場に上着として着用している作業着を解禁しました。(`・ω・´)
皆さんも風邪などひかないよう、体調管理にはお気を付けください!
さて今回は、サルから農地を守る活動についてご紹介します。
西土佐地域のある地域では昨年度から高知県の事業により、サル被害対策をモデル的に行なっております。
今回は、サルをはじめとする有害鳥獣を農地に寄せ付けないための環境整備・・・の下見を、関係機関や集落の皆さんと一緒に行いました。
今回の下見の後に行う予定としている環境整備というものは、農地の近くにあるヤブ(草むら)や収穫しなくなったクリやカキの木を除去することです。
ヤブは野生動物にとって隠れ場所となり、そのヤブが山から農地のそばまで広がっていると、野生動物は人の目につかないまま農地までたどり着き、作物にありつくことが出来てしまいます。
ヤブは野生動物にとって直通のトンネルみたいなもの、と言ったところでしょうか。
そんなヤブを草刈りによって除去し見通しをよくすることで、野生動物の隠れ場所がなくなり、野生動物も警戒して寄り付きづらくなる効果があるようです。
また、収穫しなくなったクリやカキの木は、たとえ人には不要なものでも野生動物にとっては貴重な食糧なので、そういった木に動物たちが寄り付き、そのまま集落の中の農地まで進撃してくるという流れが出来てしまします。
そのため今後の環境整備で不要な栗や柿の木を撤去してしまおう、という考えです。
今回集落の見廻りをしたところ、不要になったクリやカキ、ビワの木がたくさん見つかり、これらの木があることで集落がサルに狙われる原因の1つだったのかもしれない、という発見がありました。
今回はあくまでも環境整備の下見なので、今後は集落や関係機関の皆さんの協力を得ながら環境整備を進めていき、有害野生鳥獣が寄り付かない集落を目指していきます!