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【よっしーの初耳農業】土佐文旦の受粉作業 始まる

2021.04.30

例年なら五月晴れの元で行われる、土佐文旦の受粉作業が今年はもう始めるという話を大学卒業5年目の青年からいただき、受粉作業を見させていただきました。

突然ですが、この腰にぶら下げている缶コーヒーに何が入っているかわかりますか?
ヒントは、青年は右利きで缶コーヒーのフタは開きっぱなしです。

正解は花粉。 
この中には花粉が入っていますが、文旦の花粉ではありません。
今回は「小夏の花粉」が入っています。 他の品種のもので受粉させないと結実しないとのことでした。
他の品種の花粉ということにも驚きましたが、さらに驚かされることがありました。
花粉につきましては後半でまた、ご説明します。

 

 

 

 

 

 

 

これが今回の主役、「土佐文旦の花」です。
山に到着すると、今まで味わったことのない、甘く優しい何とも言えない花の香りに包まれました。
文旦の花そのものは密集している感じで、まるでブドウの房が樹になっているかのように見えました。

二つの花の違いがご覧になれるでしょうか?
左が受粉前、右が受粉させた後の文旦の花です。

 

 

 

 

 

 

 

実は缶コーヒーの中には「色付きの花粉」が入っていました。
右の文旦の花は「色付きの花粉」で受粉させたため、雌しべがピンク色になっています。
実際、これからは毎日、花が咲くとのことでこのように色が付いていなかったら、どれに受粉作業を施したかが分からなくなってしまいます。
この「色付きの花粉」を梵天(ボンテン)という道具の先につけて毎日、受粉作業を続けます。

 

    「色付きの花粉」
      石松子(セキショウシ)という名前の製品で、花粉に
      色を付けるだけでなく、花粉を増量させる役割も
      果たしているとのことでした。

 

 

 

受粉の時期は大変忙しいとのことでしたので、日の出から作業をしているのだろうと思って時間を尋ねたところ、早朝ではないとのことでした。
早朝は雌しべが朝露などで濡れており、これに梵天で受粉させると、梵天に付いた水分が缶コーヒーの中の花粉を腐らせてしまうため、天気の良い日にしかできない作業とのことでした。

取材させていただいた日は快晴でしたが、晴れの日ばかりではありません。
受粉作業をしたくても雨の日にはできません。
取材をさせてくださった大北さんの空とのにらめっこの日々は5月初旬まで続きます。

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