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宿毛市産業振興課

【宿毛市】テントウムシは益虫?害虫?それとも幸運の象徴!?

2021.08.23

こんにちは。
一般社団法人スタートアグリカルチャーすくもの新井田です。

イチゴ育苗台にいたテントウムシ

イチゴ育苗台にいたテントウムシ

時期外れの長雨による被害のニュースが各地から聞こえてきます。
被災された皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。

先日、イチゴの育苗台でテントウムシを見つけました。皆さんがよくご存知のテントウムシは、野菜についたアブラムシなどを食べてくれる「益虫」として知られていますよね。しかし、一口にテントウムシといっても実はさまざまな種類があり、食べるものも異なります。アブラムシなどを食べてくれる肉食系のテントウムシもいれば、野菜を食べる草食系、カビを食べる菌食系のテントウムシもいます。草食系はいわば野菜にとっての害虫であり、肉食系・菌食系は益虫となるものが多いです。

肉食系テントウムシの代表格はナナホシテントウ。テントウムシといえばこれをイメージする方が多いかと思います。さまざまな種類のアブラムシを食べてくれる益虫です。

テントウムシの仲間であっても、野菜をエサとするものもいます。ニジュウヤホシテントウは、特にジャガイモやナスなどのナス科の野菜を好んで食べる害虫です。名前のとおり、28個の斑点がついています。テントウムシに似ていて益虫かと思いきや、野菜を食べる害虫であることから、テントウムシダマシと呼ばれることもあります。

さて、ここまでテントウムシの種類について触れてきましたが、ここからは番外編です。
テントウムシがなぜ「幸運の象徴」と言われるのか気になったので調べてみました。

 

 

アジサイとテントウムシ

アジサイとテントウムシ

一般的には「テントウムシ」や「てんとう虫」と表記されることが多いですが、実はテントウムシを漢字で書くと「天道虫」となります。お天道様(おてんとうさま)と聞くとイメージしやすいと思いますが、天道には「太陽」という意味があります。テントウムシが太陽に向かって飛んでいく様子から、太陽、天に通じている虫という考えが生まれ、この漢字になったと考えられています。

また、テントウムシは英語では「Ladybird」や「Ladybug」と表記しますが、この「Lady」は聖母マリアに由来するという説があります。具体的には、ナナホシテントウの7つの斑点と聖母マリアの7つの悲しみの関連性や、聖母マリアが着ていた赤いマントがテントウムシを連想させる、などです。

このように、テントウムシは昔から神聖な昆虫として扱われてきたこともあり、テントウムシが手につくと「病気が良くなる」、「悩みが解決する」、「結婚を呼ぶ」などの幸福を与える虫として信じられているのだとか。テントウムシを見かけたときは、作物を育てておらず益虫として活躍しなくても、幸福を与えてくれるという説を信じて、彼らを見守ってみるのもいいかもしれませんね。