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【よっしーの初耳農業】 農業大学校学生の先進的農業経営視察

2021.10.28

10月21日に高知県立農業大学校の1年生26名が先進的な農業経営を実施している3社の視察を行いました。
実際の現場で農産物や農作業を目の当たりにした学生たちは大学での研修とは少し違い、新鮮さを感じているようでした。

【見元園芸】
花と生姜を作っており、花の売上が全体の60%強を占めています。
ビオラを中心に育てており、11月には毎日、200トレイを出荷します。
また、希少価値の高い、4枚や7枚のクローバなどを作る研究も行っており、独自品種開発に力を入れるなど、多品種・少ロットのものを育てています。
これらの技術を元に日本国内に留まらず、海外に向けても積極的に営業活動を行っており、「夢と将来性がある」ということを学生たちにアピールされていました。

 

 

【坂田信夫商店】
昨年は128haの畑で生姜を作り、今年は135haに拡大しています。
畑は高知県内の香美市・香南市などだけでなく、大分県などの県外にもあります。

生姜は1作/年の作物であり、4月に種を植え、10月中旬~11月末に収穫します。
今が一番忙しい時であるとともに、収穫という一番喜ばしい時期でもあります。
これらの収穫した生姜は来年の2月頃から市場に出荷されます。

 

【はぐみ農園】
はぐみ農園の西内社長から環境制御を行いながら農業を実施している現場の責任者として専門的な説明を学生たちにしていただきました。
社長自身はIT業界を退職されて、独学で農業を行っている方でデータ収集・解析を積極的に行っています。
具体的には「いつ、どんな肥料をどれくらい入れたか」や「どんな農薬を使ったか」また「どんな作業を行ったか」をデータとして蓄積し、分析することで次回以降の栽培に活かしています。
学生たちに対しては「独立したいなら最低3年間は石にかじりついてもノウハウを身につけてやる」という意気込みを持って仕事をするようにアドバイスをされていました。
また、「スペシャリストになりたければ是非、うちに来て欲しい」とのエールも送ってくれていました。

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