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Announcement

四万十市西土佐総合支所産業建設課

【四万十市 西土佐】サンジャクさん

2022.04.07

こんにちは。
四万十市西土佐総合支所産業建設課の谷崎です。
4月になり新年度となりましたが、私自身は配属部署の異動はなく引き続き西土佐でお世話になることになりました。
今年度もよろしくお願いいたします。m(_ _)m

さて、今回の内容も農業そのものから少し離れまして、有害鳥獣の方面についてです。(^^;)

前回は農作物に被害を与えるサルの対策についてでしたが、今回は鳥でしてその中でも西土佐周辺の地域でこの頃少し話題になっている鳥「サンジャク」をご紹介します。

サンジャクは中国大陸~西ヒマラヤなどに分布するカラスの仲間ですが、約20年前に近隣市町村の飼育ゲージから20羽以上の集団で逃げ出して、四国西部で次第に野生化してきたといわれる外来種です。
特徴は尾が長くて全長は約70cm。クチバシと足は赤色、顔から首にかけては黒色、胴は白色、羽は青色で外見はきれいな鳥です。
しかし、このサンジャクは雑食性のカラスの仲間であり、果実類は勿論、小鳥類の卵や肉を食べることが考えられ、ヤイロチョウ等の生態系に悪影響を与えることが問題視されています。

今年の1月上旬、地区の方から「畑の防鳥ネットに鳥が絡まって暴れている。」との連絡があり現場を確認したところ、このサンジャクが絡まっていました。
そのときの様子がこちら。

私もこのときサンジャクを初めて見ました。
畑への侵入を試みたところ、ネットに絡まってしまった、といったところでしょうか?

状況を関係機関に連絡したところ、先述したように「生態系に影響を与える外来種のため、放鳥は厳禁。」とのことだったので、防鳥ネットから解き一時的に保護した後、サンジャクの研究をしている団体へ預けました。

後日、地域の皆さんに目撃情報などを求めたところ、西土佐地域各地で目撃されており農作物の食害に遭った農家さんもいるようです。

 

農作物の栽培には、農業機械や効果的な栽培方法等を活用することも大事ですが、苦労して作った農作物の収穫量を減らさないためにも、イノシシやシカ、鳥類をはじめとする野生動物等の外敵から守ることも非常に大事ですね!

ということを有害鳥獣対策担当の立場としてお伝えできたらと思います。(^^;)

 

 

余談ですが、私は動物の中では鳥類が1番好きです(^^)