越知町産業課
山椒農家のお仕事(12~1月)in越知町
2025.01.22
今日もご覧いただきありがとうございます。越知町産業課です。
本日は、冬の山椒農家の重要なお仕事である「せん定」講習会の様子をご紹介します。
講師を務めるのは、高吾農業改良普及所の齊藤専門員。普及所、県外事務所、農業大学校、試験場と幅広い職種を経験してきたベテラン指導員です。
←せん定講習会の畑。左側は前回紹介したミシマサイコ。
さて、せん定の目的って何なんでしょう。齊藤さんに聞いてみました。
①作業性の改善
②風通しや光環境の改善
③隔年結果の防止
①②③を考えながら、将来の樹形をイメージするんですね。
う~ん、聞くだけではやはり難しい。とにかく、レッツスタート!
↓まずはこの幼木から
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左:せん定前 中央:ひもで誘引 右:枝の成長をイメージしながらチョッキン
↑出来上がり。前よりスッキリ、そして枝同士がケンカしないカッコイイ樹形になりました。
続いてこの成木↓
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左:枝がモサモサのせん定前 中央:いさぎよく切っていき 右:出来上がり
【初めてせん定を見た私の感想】せん定は初心者には勇気がいりますね。せっかく気持ちよく天に向かって伸びた枝をバッサリ切ってしまうわけですからね。でも、ちょっとだけ盆栽のお手入れのようで、知識があってテキパキでいればカッコイイお仕事です。
せん定は、とにかくやってみることが一番の勉強。それから、教えてくれる師匠も必須。
越知町では、山椒の振興に取り組んでくれる地域おこし協力隊を募集しています。助けてくれる農家さんや指導員が沢山いますので、ぜひ一度越知町の山椒を見に来てくださいね。