【就農者インタビュー①】安芸市 宮﨑武士さん(40歳) 1/2
2021.06.11
29歳の時、長距離トラック運転手から農業の世界に入り11年目になります。
安芸市赤野地区でナスを栽培していますが、今ではハウス4棟、54アールまで面積を増やすことができました。
運転手時代は県外に行くことが多くて、結婚して子どもが生まれてからもなかなか自宅に帰れず、もっと家族と過ごす時間を大切にしたいと考えていた頃、同地区で代々ナス農家を営む義父から誘いを受け、農業をやろうと決意しました。
義父の元で2年間技術を学び、31歳の時に独立しました。
就農に必要な農地やハウス、農機具などを義父から譲り受ける等できたので、初期投資を抑えることができました。
一から農地やハウスを探し、投資をしなければならない方と比べると本当に恵まれていたと思います。
今では研修生の受け入れをして、教える側になっています。
これまで2人が安芸市内で就農しました。
研修生には独立に向けてハウスを探す手伝いや、独立してからも様子を見に出向いたり、農機具の貸し出しもしています。
研修生の中には、県外から移住してくる人もいるので、早く地域になじんでもらうため、地域の方に紹介するなどのフォローもしています。
将来的には、研修生が一から作業を学べるように研修用のハウスを建設したいと考えています。
これからも就農者を増やす支援を積極的にして、自分を受け入れてくれた地域に恩返ししたいと思います。