2021.10.06
こんにちは、「四万十市 農林水産課 農業振興係 地域おこし協力隊の谷本」です。
四万十川の水を使ってトマトをポット栽培している四万十農園あぐりっこから
今回は、クロマルハナバチをご紹介します。
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トマトの受粉にはトーンというホルモン剤(農薬)を使ったりしますが、
四万十農園あぐりっこではクロマルハナバチに受粉を行ってもらっています。
【動画で見るクロマルハナバチ】
クロマルハナバチにかじられていない花(左) と かじられた花(右)
よーく見るとおしべのところが茶色く変色をしています。
クロマルハナバチがおしべを噛んで小刻みに振動をし花粉の採取時に付くこの嚙み跡のことを
バイトマーク【bite(噛む)】といい
バイトマークが付くことによってトマトの実が育っていきます🍅
受粉したよと教えてくれているクロマルハナバチは働きものですね✨
反対にバイトマークが無い、おしべを嚙みすぎているなどの行動がみえたら
ハウス内の温度や餌(人工花粉)などを与えて、クロマルハナバチを可愛いがってあげます。
朝、ハウスに入ると近寄ってきてくれたり
葉っぱに止まって人間観察していたり
作業中使っているカートに入りに来て休憩していったりと
蜂って可愛いんだな~とクロマルハナバチが来てから思っていたんですけど
実は青色が好きなだけだったことを知り
作業で使うカートは青色なのでカートには来てくれますが
服装を青色以外のを着ると朝のお出迎えも
作業中も近寄って来てくれなくなってしまいました…。
クロマルハナバチの苦手な色は黒色らしいですよ。
🍅今回はクロマルハナバチのお話でした🍅
次回はトマトの収穫をご紹介します。
最後までお読みいただきありがとうございます🍅