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黒潮町農業振興課

【就農者インタビュー②】黒潮町 埜下 真樹さん(37歳)

2021.09.17

今回は黒潮町農業公社で研修を受けてキュウリ農家として独立して3年目の埜下さんについて紹介します。

埜下さんは黒潮町で育ち、地元の黒潮町で就職をしていましたが、サラリーマンに少し疑問を感じていました。そんな時に農業公社のことを知り合いから聞き、公社の方から内容を聞くうちに農業への興味が湧いてきました。小さなお子さんもいた埜下さん、退職するときに不安がなかったかを尋ねると「やってみたい気持ちが勝った」とのことでした。また、家族や両親などからの反対については、近所に農業で生計を立てている人が多くいたために大きな反対もなかったそうです。

黒潮町の農業公社で2年間学んだ後、「7aのサポートハウス」を公社から借り受けて2年間キュウリ作りに精を出しました。1年目は「土のクセが分からず、キュウリの病気にも見舞われ、収量も少なく悔しい思いをした」そうです。悔やんでいても何も生まないと思い、可能な限り多くの先輩農家の方々のハウスに出向き、教えてもらったそうです。多くの先輩の方々から教えていただいた埜下さん、2年目には1年目の1.5倍を収穫することができました。埜下さんの行動力とそれを支えてくれる先輩農家の方々のおかげで納得のいく収量を得られたそうです。

しかし、この収量では生活をするには足らないと思い、3年目の今年度は、土にも慣れてきたこの7aのサポートハウスに加えて、高知県園芸用ハウス整備事業費補助金を活用して12aのハウスの改修工事を行い、新たな挑戦をしようとされています。

農業の魅力は「自分で時間をコントロールできることに尽きる」と言われていました。夏に話を伺ったときには、「自由な時間を持つことができ、今は、6時から昼過ぎまでの仕事」と笑いながら答えてくれました。「けど、良くも悪くも全てが自分に跳ね返ってくるがで」とも言われていました。

農業をするうえで大事なのは「健康」だそうです。「体調を崩してもキュウリは待ってくれんき」と埜下さん。自分の健康とキュウリの健康に目を光らせながらも、「将来的にはハウスをもっと広げ、奥さんと一緒にキュウリを作りたい」と笑顔で話してくれました。

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