2022.10.13
日頃、サラダを中心にお世話になっている「キュウリ」ですが、皆さんはどのようにして食べていますか?
生で食べたものしか思い出せなかったのでネットでレシピを調べてみると、24種の内、1種類だけがキュウリを炒めた料理でした。
この話を職場でしたところ、「うちの田舎ではキュウリと川エビ(手長エビ)を砂糖と醤油で煮て食べる郷土料理があるでぇ」と教えてくれました。
さらに続けて「昔は手長エビを川遊びでよく取りよったけんど・・・・・」と懐かしそうに話してくれました。
今では手長エビがなかなか手に入らなくなり、むきエビなどで代用して食べることもあるとのことで少し寂しくも感じました。
さて、話戻って、このキュウリの原産地はインドヒマラヤ山麓と言われており、6世紀には日本に伝わってきていたようです。
キュウリは高知県でも多く作られており、特に冬春キュウリは全国4位で、県内の約半分が高知市春野で生産されています。
また、単位面積当たりの収穫量は全国でもトップクラスの作物です。
<キュウリの保存>
・水気をふき取ってポリ袋に入れ野菜室(10℃~13℃)で保存してください。
※冷やしすぎや乾燥は苦手のようです(≧0≦)
<雑学>
キュウリには雌花と雄花がありますが、果実を作るのは雌花のみです。
その見分け方は雌花には子房があり、膨らんでいる点にあります。
キュウリは実を作るのに受粉の必要はありません。つまりキュウリは、雌花と雄花を受粉させなくても実が作られる単為結果性の野菜ということです。
雄花は実を結びはしませんが、多くの栄養を必要とはしないので摘む必要はないようです。
単為結果性(たんいけっかせい)とは?
→受粉・受精しなくても果実ができるという性質のことです。
受粉やその他の刺激なしに実を結ぶ、自動的単為結果性を持つ作物にはキュウリの他にバナナ、イチジク、ブドウなどがあります。
【産地提案書リンク】
中部:高知市・土佐市
西部:須崎市・四万十町・黒潮町
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